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欧州中銀と英中銀、政策金利を据え置き トリシェ総裁は来月の利上げ示唆
欧州中央銀行(ECB)は5日の定例理事会で、政策金利を現行の4.0%に据え置くことを決定した。トリシェ総裁は、次回の理事会で「小幅な」利上げを決定する可能性があると述べた。英中銀のイングランド銀行(BOE)も同日、政策金利を現行の5.0%で据え置くことを決定した。
トリシェ総裁によると、今回の理事会では意見が分かれ、現時点で利上げを実施するケースを想定したメンバーもあったという。同総裁は、利上げ実施を求める意見の背景については詳しく述べなかった。また、次回の理事会で利上げが実施された場合に、ユーロ圏にどのような影響があるのかということについても詳しく説明しなかった。
同総裁は、「次回の理事会で小幅な利上げを行う可能性がある」「確実な決定ではない」と述べた。
同総裁は「小幅」の具体的な数値は明らかにしなかったが、「これまでの政策金利決定における基準に沿った水準になるのではないか」と述べた。ECBが政策金利を変更する際は、大半が0.25%の幅で実施している。
同総裁は、ECBの使命がユーロ圏15か国の物価安定を維持することだと述べたが、インフレが昨秋から大幅に進行しており、主因はエネルギー・食品価格が強い上昇を続けていることだと指摘した。
インフレに関しては「理事会はすべての動向を非常に注意深く監視している」「高度な警戒が必要な状況にある。ECBは時宜に応じて確固たる様式で行動することで、2次的な影響を防止し、物価安定に対する中期的なリスクが現実化しないことを確保する」と述べ、物価上昇から賃金・物価スパイラルに陥ることを防止する決意を表明した。
ECBは、昨年6月13日以降、利下げを行っていない。一方、BOEは、今年に入って2度の利下げを実施しているが、今回はインフレ懸念から金利を据え置いた。英中銀は、政策金利の据え置きの決定に関して声明を発表しなかった。